2018年8月7日火曜日

07- 柏崎刈羽原発の避難計画策定で知事が経産相に協力要請

新潟県知事 柏崎刈羽原発の避難計画策定で経産相に協力要請
NHK NEWS WEB 2018年8月6日
新潟県の花角知事は、経済産業省で世耕経済産業大臣と面会し、柏崎刈羽原発における実効性のある避難計画の策定などで政府の協力を求め、世耕大臣も応じる考えを示しました
 
この中で花角知事は「選挙期間中に『柏崎刈羽原発を動かさないでほしい』という声をあちこちで聞き、県民の思いは深刻だ。県民の命と暮らしを守るのが私の立場であり、県が進めている検証作業に、ぜひとも協力いただきたい」と述べ、特に柏崎刈羽原発における実効性のある避難計画の策定で協力を求めました。
 
これに対し、世耕大臣は「政府としても全面的に協力し、避難計画については内閣府と連携して取り組んでいきたい。今後も知事と頻繁にコミュニケーションを取っていきたい」と述べ、応じる考えを示しました。
また、東京電力が実施した柏崎刈羽原発における事故対応の訓練をめぐり、原子力規制委員会が先月、情報共有について最低水準の評価を示したことを受けて、花角知事が懸念を示したのに対し、世耕大臣は「私も看過できず、東京電力の小早川社長に対し直接、厳重に注意し、社長が先頭に立って結果を出してほしいと強く指示した」と述べました。
 
面会のあと、花角知事は記者団に対し、「県民の抱く原発への不安を率直にお伝えすることができた。柏崎刈羽原発の避難計画については、県の検証委員会で議論を深め、明らかになった課題について国に協力を求めたい」と述べました。