福島原発の汚染水を浄化装置ALPSに通せば、放射性物質トリチウムは残るもののその他の放射性物質は全て放流基準値以下になっているとされていましたが、トリチウム以外にも排水の法令基準値を上回る放射性物質が存在することが分かりました。
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基準値超の放射性物質検出、福島 トリチウム以外、長寿命も
東京新聞 2018年8月19日
東京電力福島第1原発で汚染水を浄化した後に残る放射性物質トリチウムを含んだ水に、他の放射性物質が除去しきれないまま残留していることが19日、分かった。一部の測定結果は排水の法令基準値を上回っており、放射性物質の量が半分になる半減期が約1570万年の長寿命のものも含まれている。
第1原発でたまり続けるトリチウム水を巡っては、人体への影響は小さいなどとして、処分に向けた議論が政府の小委員会で本格化し、今月末には国民の意見を聞く公聴会が開かれるが、トリチウム以外の放射性物質の存在についてはほとんど議論されていない。(共同)