2018年8月24日金曜日

福島原発3号機 燃料取扱機の停止は 配線切断による

 福島原発3号機で使用済み核燃料をつり上げ機器の国の検査の際、警報が鳴って、機器が自動停止した原因は給電ケーブルの線が切れたためと分かりました。
 国による性能の検査というからには、機器は新品と思われますが、古いケーブルを使ったのでしょうか。それにしても中の線が切れ、異物が付着していたとは尋常ではありません。
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福島第一原発3号機 燃料取扱機の停止 配線が切断
NHK NEWS WEB 2018年8月23日
福島第一原子力発電所3号機で使用済み燃料プールの核燃料をつり上げる機器の検査の際、警報が鳴って、機器が自動停止した問題で、東京電力が原因を調べたところ、機器につながる配線が切断していたことがわかりました。東京電力は、ことし11月に核燃料の取り出しを開始する計画で、原因を詳しく調べています。
 
福島第一原発3号機の使用済み燃料プールには566体の核燃料があり、東京電力は、取り出しに向けた検査などを進めていて、今月8日、燃料取扱機と呼ばれる核燃料をつり上げる機器の性能の確認のため国の検査を受けていたところ、故障を知らせる警報が鳴り、機器が自動停止しました。
東京電力によりますと、燃料取扱機と制御盤をつないでいるケーブルの一部を分解して確認したところ、内部の配線が切れたり、異物が付着したりしているのが見つかったということです。
配線が切れるなどした原因は分かっておらず、東京電力は引き続き詳しく調べることにしています。
 
また、東京電力は、核燃料の取り出しを開始する時期については、計画どおり11月中を目指したいとしています。