2018年8月10日金曜日

福島原発、燃料取扱機が自動停止 検査中に異常警報

 福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールの燃料取扱機が、原子力規制委員会による使用前検査中に異常警報が鳴り自動停止しました。
 燃料取扱機というのが具体的に何であるのか良くわかりませんが、吊り上げクレーン(米国製)のことであれば、3号機では3月以降トラブルが続出して7月に解決したばかりでした。
 
 3号機のプールには、566体の使用済み燃料が保管されていて、新たな地震や津波でプールが壊れる恐れがあるため、敷地内の別の専用施設に移すよう急いでいるものです
 もしも使用済み核燃料を吊り上げた状態で警報が鳴って止まったら、高放射線量のため誰も近づくことが出来ません。
 それ程複雑な機械とも思われないのに、一体いつになったらきちんと解決できるのでしょうか。
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福島原発、燃料取扱機が自動停止 検査中に異常警報
沖縄タイムス 2018年8月9日
 東京電力は9日、福島第1原発3号機の原子炉建屋にある使用済み核燃料プールの燃料取扱機が、8日の原子力規制委員会による使用前検査中に異常警報が鳴り、自動停止したと発表した。原因は調査中で、11月開始予定の核燃料搬出作業への影響の有無について確認を進めている。
 
 東電によると、8日午後3時ごろ、燃料取扱機でプールから模擬燃料を取り出そうとした際、ケーブルが破断していることを示す警報が出て停止。実際にケーブルの破断はなかった。
 3号機では3月以降、燃料を入れる輸送容器をつり上げるクレーンの制御盤でも不具合が相次ぎ、部品を交換して7月末に復旧させたばかりだった。(共同通信)