日立製作所は、英国での原発計画をめぐり着工の可否を19年中に最終決定しますが、西山光秋専務がアナリスト向けの決算説明会で、現時点で中止すれば最大約2700億円の損失が生じるとの見通しを示しました。中止の決定が遅くなれば、損失はさらにふくらむとみられています。
日立は子会社を通じて英国に原発2基をつくる計画で、安全基準の厳格化などで事業費が高騰し、最大3兆円程度になるとみられています(従来の国内ベースではおよそ1基当たり5000億円程度)。
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日立製作所 英原発新設事業 中止なら2700億円損失
毎日新聞 2018年7月31日
日立製作所は27日、英中部アングルシー島で計画する原子力発電所の新設事業について現時点で中止すれば最大約2700億円の損失が生じるとの見通しを明らかにした。
日立は2019年中に着工の可否を最終判断するとしており、今後中止を決めれば損失はさらにふくらむ見通しだ。