2019年1月25日金曜日

25- 放射性廃棄物のドラム缶点検 「14年かかる」

 茨城県にある原研開発機構研究施設では、低レベルの放射性廃棄物を保管したドラム缶の点検におよそ50年かかるとされていましたが、記録を詳しく調べた結果、およそ14年で点検を終えられることが分かり、それに基づく新たな計画を示しました。
 気が遠くなるような年月ですが、一体どれほどの費用が掛かるのでしょうか。
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放射性廃棄物のドラム缶点検 「14年で終えられる」 茨城
NHK NEWS WEB 2019年1月24日
茨城県にある研究施設では、低レベルの放射性廃棄物を保管したドラム缶の点検におよそ50年かかるとされていましたが、運営する日本原子力研究開発機構が記録を詳しく調べた結果、およそ14年で点検を終えられることが分かり、それに基づく新たな計画を示しました。
 
茨城県東海村にある研究施設には、ドラム缶およそ4万6000本に入った低レベルの放射性廃棄物が保管されていて、原子力機構は去年11月、すべての点検を終えるのにおよそ50年かかると公表していました。
 
これについて原子力機構は、保管されているドラム缶の記録を詳しく調べた結果、およそ14年で点検を終えられることが分かり、それに基づく新たな計画を示しました。
それによりますと、まず全体の40%余りに当たるおよそ2万本は水を含んだ廃棄物が入っている可能性があり、腐食するおそれがあることから、およそ8年半かけて優先的に点検するということです。
その後、水を含んだ廃棄物は入っていないとみられるものの、一度も点検を行っていない、およそ1万6000本については、およそ5年半かけて点検するとしています。
残りのおよそ1万本については、すでに健全性を確認しているということです。
 
原子力機構は「点検を少しでも早く終えることができるよう作業を速やかに進めたい」と話しています。