東北電力女川原発2号機の再稼働の是非を問う住民投票条例制定を目指す市民団体「県民投票を実現する会」は、町長選のため一時中断していた宮城県丸森町での署名集めを終え、10日、宮城県内の各市区町村選管に署名簿を本提出する予定です。
署名数は11万人を超え、県条例制定の直接請求に必要な県内有権者の50分の1(約4万人)を上回ったので、直接請求の成立は確実とみられています。
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<女川原発2号機> 再稼働是非の住民投票請求 宮城全域で署名終了
河北新報 2019年1月1日
東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働の是非を問う住民投票条例制定を目指す市民団体「県民投票を実現する会」は31日、一時中断していた宮城県丸森町での署名集めを終えた。10日、県内の各市区町村選管に署名簿を本提出する予定。
署名集めは10月2日から2カ月間展開し、丸森町を除く11万3046人の署名簿が12月12日に各選管へ仮提出された。本提出後は選管での審査、縦覧を経て有効署名が確定する。県条例制定の直接請求に必要な県内有権者の50分の1(約4万人)を上回り、成立が確実とみられる。
実現する会は、2月に知事に県条例制定を直接請求する見通し。県議会2月定例会への議案提出が想定され、県議が議案の可否を判断する。
実現する会の多々良哲代表は「呼び掛けに共感してくれた多くの県民に感謝したい。知事と県議会は、県民の願いを受け止めて審議を尽くしてほしい」と話した。
丸森町では町長選のため11月14日~12月11日に署名集めを中断。12日に再開した。