茨城県那珂市で27日、任期満了に伴う市長選が告示され、無所属新人の元県議先崎光氏が無投票で初当選となりました。
海野徹・現市長は再稼働反対を表明していましたが、家族の反対などを理由に立候補を見送りました。
先崎氏は再稼働への賛否を明言していないので、東海第2原発再稼働への同意対象6自治体で、反対姿勢を明確にする首長がいなくなりました。
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東海第2再稼働反対の首長ゼロに 茨城県那珂市、同意対象で
共同通信 2019年1月27日
日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働に事前同意権を持つ茨城県那珂市で27日、任期満了に伴う市長選が告示され、無所属新人の元県議先崎光氏(61)=自民推薦=以外に届け出がなく、無投票で初当選が決まった。来月12日に任期を終える海野徹市長は再稼働反対を表明したが、先崎氏は当選後の取材に態度を明言せず、同意対象の自治体で反対姿勢を明確にする首長がいなくなる。
2021年3月以降の再稼働を目指す原電の今後の動きにも影響を与えそうだ。
海野氏は昨年10月、同意対象の地元6市村で初めて賛否を示したが、家族の反対などを理由に立候補を見送った。