2017年4月、帰還困難区域となっている浪江町の十万山で、鎮火まで12日間を要する山林火災が発生したことに鑑み、双葉地方消防本部は10日、赤外線サーモグラフィーカメラや放射線量測定器を搭載した最新鋭の小型無人機(ドローン)1台を導入しました。
帰還困難区域で発生する災害時の対応強化につなげるものです。
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最新鋭ドローン導入 帰還困難区域の災害対応強化、双葉消防本部
福島民友 2019年01月12日
双葉地方消防本部は10日、赤外線サーモグラフィーカメラや放射線量測定器を搭載した最新鋭の小型無人機(ドローン)1台を導入した。帰還困難区域で発生する災害時の対応強化につなげる。
帰還困難区域となっている浪江町の十万山で2017(平成29)年4月、鎮火まで12日間を要する山林火災が発生したことを受けて導入した。
大規模な山林火災などが発生した際にドローンで現場の状況を把握。赤外線サーモグラフィーカメラで熱源を感知できるため、燃え方が激しい場所の集中的な消火やけが人の迅速な発見につなげる。
同時に現場付近の空間放射線量を測定、隊員の放射線防護に役立てる。楢葉町の同本部でドローンの配備式を行い、大和田仁消防長は「延焼状況や焼失面積を把握し、素早く消防戦略に反映できる。」と期待を込めた。