柏崎刈羽原発で昨年11月に発生したケーブル火災で、同原発の設楽親所長は28日、地元の桜井雅浩・柏崎市長に原因を説明しました。
通電に伴い生じる別の電流を地面に逃がす「接地線」の被覆が、ケーブルが通るトンネル内の気温変化により縮み接地線が断線し、電気抵抗が大きくなった部位に電流が流れて発熱し火災に至ったということです。
「被覆の熱収縮で電線が切断した」とか「電気抵抗が大きくなった部位に電流が流れる」といわれても、直ぐには理解できませんが・・・
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気温変化で「接地線」断線、新潟 柏崎原発のケーブル火災
共同通信 2019年1月29日
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で昨年11月に発生したケーブル火災で、同原発の設楽親所長は28日、地元の同県柏崎市の桜井雅浩市長に原因を説明した。通電に伴い生じる別の電流を地面に逃がす「接地線」の被覆が、ケーブルが通るトンネル内の気温変化により縮み接地線が断線。電気抵抗が大きくなった部位に電流が流れて発熱し火災に至ったとした。
火災は昨年11月1日午前6時半ごろ、原発構内のトンネルで発生。7号機に外部から電力を供給するケーブルが焼けた。
火災では火元の情報が地元消防にうまく伝わらなかったり、一報を知らせる地元自治体へのファクスが遅れたことも問題となった。
温度変化で断線 柏崎刈羽原発のケーブル火災 東電
時事通信 2019年1月28日
東京電力は28日、昨年11月に柏崎刈羽原発(新潟県)で起きたケーブル火災について、温度変化によりケーブルが縮んで断線したことが推定原因とする調査結果を明らかにした。同原発の設楽親所長が柏崎市役所を訪れ、桜井雅浩市長に説明した。
火災は昨年11月1日、放射性物質を扱わない区域の地下トンネルで発生。東電によると、気温の変化などでケーブル外部のビニールが縮み、内部の銅テープが断線して熱と煙が発生したとみられる。今後、ケーブルを固定して収縮を抑える措置を講じる。同様の設備は99カ所あり、2020年度内に対応を終わらせる方針。