「河川のセシウム濃度減少」 日本原子力研究開発機構の調査
共同通信 2019/1/26 16:52
日本原子力研究開発機構は、東京電力福島第1原発事故で汚染された原発近くの河川の放射性セシウム濃度が、放射性物質の量が半分になる半減期の約10倍のペースで減少しているとの調査結果をまとめた。事故で放出され地上に降り注いだセシウムが時間とともに地中に分散し、河川に流れ込みにくくなった可能性があるという。
機構は、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超えるセシウムを含んだ淡水魚が見つかっている福島県浪江町の請戸川と同県南相馬市の太田川で2015年4月~18年3月、水を毎月採取してセシウム137の濃度を調べた。