九州電力は22日、玄海原発の使用済み燃料プールの余裕が少なくなっていることへの対策として、特殊な金属容器(キャスク)に収納して空気中で冷却保管する「乾式貯蔵」施設の新設と、燃料プール内で燃料同士の間隔を狭め、収容能力を高める「リラッキング」を原子力規制委に申請しました。
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玄海原発、貯蔵施設の新設申請 九電が規制委に
共同通信 2019年1月22日
九州電力は22日、玄海原発(佐賀県玄海町)の使用済み燃料の収容量を増やすため、特殊な金属容器の中で使用済み燃料を冷やして保管する「乾式貯蔵」施設の敷地内への新設を原子力規制委員会に申請した。併せて玄海原発の貯蔵プール内で燃料同士の間隔を狭め、収容能力を高める「リラッキング」も申請した。
東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえて施行された新規制基準に沿った措置。九電はこの日、佐賀県と玄海町に対し、安全確保協定に基づいて事前了解を求めた。
九電の中村明取締役常務執行役員は、佐賀県の副島良彦副知事に事前了解を求める文書を県庁で手渡した。