東京新聞 2016年3月16日
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定を不服として関電が同地裁に申し立てた運転禁止の執行停止と異議の審理について、大津地裁は16日までに、9日の決定を出した山本善彦裁判長が再び担当することを決めた。住民側弁護団が明らかにした。
住民側によると、9日の決定に関与した山本裁判長を含む3人のうち、不服申し立ての審理では裁判官1人が交代することになった。
大津地裁は民事部が一つしかなく、合議の審理を統括するのが山本裁判長だけしかいないのが理由とみられる。同じ裁判長が担当すること自体は法的には問題がない。(共同)