2016年3月21日月曜日

21- 栃木県でも放射能濃度再測定へ

【指定廃棄物の行方】宮城の値大幅減衰を受け環境相
下野新聞 2016年3月19日
 丸川珠代環境相は18日の閣議後記者会見で、(栃木)県内で一時保管する指定廃棄物について放射能濃度を再測定する考えを示した。先行して再測定を実施した宮城県では、推計値より大幅に減衰しており、本県でも現状を把握する必要性があると判断した。
 
 宮城県では、39カ所すべての保管場所で廃棄物の試料を採取して再測定した。
 
 同省は、本県とも宮城県の手法をたたき台に調査方法を議論するが、県と協議後、市町などとも手法や実施時期を協議する方針だ。
 本県では2015年末現在、1万3533トンの廃棄物を160カ所で保管中。
 
 ただ宮城県では、推計上、同8千ベクレルを上回る廃棄物は総量の7割以上残っているとみられていたが、再測定で約3割しか残っていないことが判明。本県でも、推計値と再測定値に開きが出る可能性がある。