福島民報 2016年3月29日
農業法人の運営撤退で昨年12月末から稼働を停止している南相馬市の南相馬ソーラー・アグリパークの植物工場は早ければ5月中に再稼働する見通しとなった。市の公募に対し、2業者が運営主体に名乗りを上げた。市は29日、選定委員会で運営者を決める。
市は当初、4月の稼働再開を目指していたが応募がなかったため再募集していた。業者が決まれば5月から施設を無償貸与する。
植物工場は東日本大震災後の農業復興を目指して平成25年3月にオープンした。復興交付金約1億1500万円を活用し、市が建設した。無償貸与を受ける形で市内の農業法人がサラダ菜などを栽培・出荷していたが従業員の確保が困難になったことなどから撤退した。