福島原発の汚染水対策「凍土遮水壁」の建設工事に携わった30代の男性作業員1人が、2015年4月から2016年2月までの約10ヶ月間で、被ばく上限の年間40ミリシーベルトを上回る被ばくをしていたことが分かりました。
作業員はこの間1~4号機の建屋周辺で凍土遮水壁のケーブル設置や配管の敷設作業に携わったということなので、通常これほどの被ばくをすることは考えられません。被ばくの原因は何なのか他の人たちは大丈夫なのか、早急に解明して欲しいものです。
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第1原発凍土壁で上限超す被ばく 30代の男性作業員
東京新聞 2016年2月29日
東京電力は29日、福島第1原発の汚染水対策「凍土遮水壁」の建設工事に携わった30代の男性作業員1人が、東電が同工事の被ばく上限と定めていた年間40ミリシーベルトを上回る被ばくをしていたと発表した。体調不良など目立った健康影響の報告はないとしている。
作業員は2014年4月から福島第1原発で作業し、同年12月からは1~4号機の建屋周辺で凍土遮水壁のケーブル設置や配管の敷設作業に携わった。昨年4月から今年2月中旬までの被ばく線量を集計したところ、43・20ミリシーベルトだったという。(共同)