2016年3月25日金曜日

25- 女川原発・島根原発など沸騰水型4原発の審査を再開することに

 規制委は沸騰水型原発の新規性基準適合審査のモデルとして柏崎刈羽原発6、7号機を選び、これまで優先的に審査を進めてきましたが、東電からの耐震強度に関する資料の提出が遅れているために、23日、規制委は同原発の優先審査を中止しました
※  3月24日 柏崎刈羽原発の優先審査を見直し 規制委
 そして代わりに東北電力女川原発2号機など、沸騰水型4原発の設備・運用分野の審査会合を4月に再開する方針を決めました。
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女川原発規制委の設備審査4月再開
   河北新報 2016年3月24日
 沸騰水型原発の新規性基準への適合性審査をめぐり、原子力規制委員会は23日、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の審査方針見直しに伴い、東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)など同型4原発の設備・運用分野の審査会合を4月に再開する方針を決めた。
 4原発は女川2号機のほか、中国電力島根原発2号機(島根県)、中部電力浜岡原発4号機(静岡県)、日本原子力発電東海第2原発(茨城県)。これまでは柏崎刈羽6、7号機の審査が優先され、4原発は中断されていた。原子力規制庁によると、当面は4原発の並行審査が見込まれ、事業者の対応状況で再び優先順位をつける可能性もある。
 柏崎刈羽6、7号機の設備分野の審査は、一部を除いて終了段階に近づいている。規制委は「柏崎刈羽の審査資料をひな型とし、他原発の審査に活用できる状態」と判断し、女川2号機などの審査再開を決めた。
 再稼働の前提となる規制委の審査は設備・運用分野のほか、地震・津波分野がある。東電福島第1原発と同型の沸騰水型炉で最も審査が進んでいるのは柏崎刈羽原発で、他原発は審査終了のめどは立っていない。