東日本大震災7年 今も仮設住宅に多くの人
日本テレビ 2018年3月11日
東日本大震災の発生から11日で7年になる。岩手、宮城、福島の3県では、今も多くの人が仮設住宅などでの生活を続けている。
東日本大震災の発生から7年、11日は各地で、犠牲者を悼む催しが行われる。警察庁によると、これまでに1万5895人が死亡し、2539人が行方不明になったまま。
NNNのまとめによると、岩手県では7556人、宮城県では7190人、福島県では1万2983人が、今も仮設住宅などでの生活を続けている。
また、福島県では、福島第一原発事故の影響で、今もおよそ5万人が県内外での避難生活を強いられている。
東京電力・福島第一原発では、メルトダウンを起こした3つの原子炉建屋のうち、3号機の使用済み燃料プールから今年秋にも燃料棒の取り出しが始まる。
しかし、原子炉から溶け落ちた燃料の取り出しについては、見通しはたっていない。
一方、福島県内の除染で出た土を保管する中間貯蔵施設は、去年、一部が稼働したが、用地の買収は予定の半分にとどまり、県内各地には依然として大量の汚染土壌が残されている。
また、去年10月に、福島沖を震源とする地震で震度5弱の揺れを観測するなど、発生から7年たった今でも、活発な余震活動が続いている。気象庁は、引き続き、東北地方の太平洋沿岸を中心に、強い揺れに注意するよう呼びかけている。
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