2018年3月28日水曜日

放射能 心配せず遊ぼう 福島の子らが保養キャンプへ 滋賀県高島市

 福島原発事故被災地の子供たちに、放射能の心配がない土地でのびのびと過ごしてもらう保養キャンプが滋賀県高島市マキノ町で始まりました。
 今回で16回目で、小学生を主体に中高生らも合わせて55人が24日に同市に入り、44日まで1112日で野外活動などのイベントを楽しみます
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放射能、心配せず遊ぼう 福島の子ら保養キャンプ 高島 /滋賀
毎日新聞 2018年3月27日
 東日本大震災による福島第1原発事故被災地の子供たちに、放射能の心配がない土地でのびのびと過ごしてもらう保養キャンプが高島市マキノ町で始まった。大津市の藤本真生子さん(60)らボランティアの実行委が主宰する「びわこ☆1・2・3キャンプ」で、小学生を主体に中高生らも合わせて55人が24日に来訪。4月4日まで11泊12日で野外活動などのイベントを楽しむ
 震災翌年の2012年から春・夏休みなどに子供たちを受け入れており今回で16回目。福島、宮城県など東北だけでなく、東京都、神奈川県など首都圏からの参加も目立つ。

 宮城県大崎市から小4の次男を連れて初めて参加した木村昌子さん(50)は「福島市から転居したが、大崎市でも(通常より高い放射線量が測定される)ホットスポットが心配で、子供を公園などで自由に遊ばせられない」と話した。木村さんはキャンプスタッフとして子供たちの世話をする。

 26日は子供たちが手作りピザに挑戦。生地を延ばしてチーズなどをトッピングし、ドラム缶の窯で焼いた。昼に食べた小学生は「アツアツでおいしい。100点満点」などと喜んでいた。【塚原和俊】