玄海原発の「火山リスク」どう評価 佐賀地裁、20日に可否判断
産経新聞 2018年3月17日
九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)の再稼働差し止めを住民らが求めた仮処分申し立てに対し、佐賀地裁が20日に可否を判断する。熊本県の阿蘇カルデラの巨大噴火を懸念し、広島高裁は約130キロ離れた四国電力伊方原発(愛媛県)の運転を禁じた。3号機の再稼働が23日に迫る中、火山リスクが再び原発を止めるのか。
地下のマグマだまりや噴火周期の分析を踏まえ、九電の担当者は「阿蘇カルデラだけではなく、全ての火山に対して十分な安全が確保されている。裁判所にも理解してもらえるはずだ」とあくまで冷静だ。