時事通信 2018年3月1日
関西電力は1日、大飯原発1、2号機(福井県おおい町)を廃炉にしたと発表した。出力はいずれも117.5万キロワットで、100万キロワット以上の大型原発が廃炉になったのは、東京電力福島第1原発を除き、国内で初めて。
原発の稼働期間は原則40年で、大飯1、2号機は2019年に運転開始から40年を迎える。原子力規制委員会が認めれば、1回に限り最長20年の運転延長が可能だが、2基は国内でほかに例のない特殊な構造で、安全対策の工事費が膨らむ恐れがあった。このため、関電は昨年12月に2基の廃炉を決定した。