福島原発事故による甲状腺がん等の健康影響を調べる福島県の県民健康調査で、甲状腺がんやその疑いがあるとの集計結果から少なくとも18人が漏れていることが明らかにされました。これは報告された分の約1割に相当します。NPO法人「3.11甲状腺がん子ども基金」が24日に発表しました。
福島県外の医療機関で見つかった人など県民健康調査以外で判明した分で、自覚症状があり自ら医療機関を受診してがんと分かった例や、就職先の健康診断で見つかった例があります。
報告数の中に、県民健康調査以外で判明した分が抜けているという指摘は以前からありましたが、改善されていなかったということです。
お知らせ
26日は都合により記事の更新は午後からになります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
甲状腺がん18人が集計漏れか 福島の子ども健康調査
共同通信 2019/7/24
東京電力福島第1原発事故による健康影響を調べる福島県の県民健康調査に関し、NPO法人「3.11甲状腺がん子ども基金」(東京)は24日、甲状腺がんやその疑いがあるとの集計結果から少なくとも18人が漏れていると発表した。福島県外の医療機関で見つかった人などが漏れているという。
基金によると、集計漏れは、県民健康調査以外で甲状腺がんと診断された事故当時11~17歳だった16人と、同4歳だった男児2人。男児の1人については基金が2017年3月に発表済み。
自覚症状があり自ら医療機関を受診してがんと分かった例や、就職先の健康診断で見つかった例があったという。