映画『Fukushima 50』(原作「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」)は2020年に全国公開されます。
同映画に吉岡秀隆と安田成美が出演することが明らかになりました。
主演は佐藤浩市で原子炉から最も近い中央制御室を指揮する1・2号機当直長・伊崎利夫役、共演の渡辺謙は福島第一原発所長・吉田昌郎役です。
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福島第一原発事故を描いた映画『Fukushima 50』に吉岡秀隆&安田成美が参戦
AbemaTIMES 2019年7月10日
「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)原作の映画『Fukushima 50』(読み方:フクシマフィフティ)が、2020年に全国公開。この度、本作に吉岡秀隆と安田成美が出演することが明らかになった。
本作は、2011年3月11日午後2時46分に発生し、マグニチュード9.0、最大震度7という、日本の観測史上最大の地震となった東日本大震災時の福島第一原発事故を描く物語。想像を超える被害をもたらした原発事故の現場:福島第一原子力発電所に残った地元福島出身の作業員たちは、世界のメディアから“Fukushima 50”(フクシマフィフティ)と呼ばれた。世界中が注目した現場では本当は何が起きていたのか?何が真実なのか?浮き彫りになる人間の強さと弱さ。東日本壊滅の危機が迫る中、死を覚悟して発電所内に残った人々の知られざる“真実”が、今、遂に明らかになる。
主演には、『64ロクヨン 前編』で第40回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した佐藤浩市。地元・福島出身で原子炉から最も近い中央制御室(通称・中操)を指揮する1・2号機当直長、伊崎利夫を演じる。そして、共演の福島第一原発所長の吉田昌郎役に、『沈まぬ太陽』で第33回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した渡辺謙。そして監督は同じく『沈まぬ太陽』で第33回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞し、社会派・骨太な作風に定評のある若松節朗、そして脚本はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の前川洋一、音楽は『日本沈没』『レッドクリフ』シリーズの岩代太郎が担当するなど、超豪華実力派キャスト・スタッフがこのビッグプロジェクトに集結した。
そしてこの度、本作に吉岡秀隆と安田成美が出演することが解禁に。伊崎利夫(佐藤浩市)らの1・2号機へ応援に駆けつけるプラントエンジニアで福島第一原発 5・6号機当直副長の前田拓実役を吉岡が、死を覚悟し、世界初となる危険なベントを志願する。吉田昌郎所長が指揮を執る免震重要棟の緊急対策室で総務班として作業員の安全確保に尽力する職員・浅野真理役を 安田が演じる。
吉岡秀隆コメント(福島第一原発 5・6号機当直副長 前田拓実役)
福島第一原発事故は現在進行形であり、今も戦い続けている人たちの心にも響く映画になればと思っています。この事故は戦後最大の日本の危機でしたが、そこに踏みとどまった人たちがいたという事実があります。今後それを知らない世代が生まれた時にも、『Fukushima 50』がその歴史を知るための一つの礎となり、未来に向かっていくための映画の一つになってほしいと思っています。
安田成美コメント(福島第一原発 緊急対策室 総務班 浅野真理役)
あまりにすごいセットとエキストラの方々の数に大変緊張しました。原発事故は処理がまだまだこれからです。たくさんの人にこの映画をご覧いただき、感じてもらえることがあればと思っています。原作「死の淵を見た男」を読んで、当時原発内にいた人たちが戦場のような現場で命を懸けて戦っていたというのがわかりました。その熱い思いを伝えられたらと思います。