熱波に見舞われているフランスでは、原発2基を23日以降一時停止すると明らかにしました。再開予定は30日です。
周囲に海がないフランスでは川の水を原子炉の冷却に利用し再び川に戻すため、生態系に悪影響を与えないための措置です。
原発は熱効率が約30%と低いため結果的に冷却水に以降する熱量が火力の1・5倍乃至はそれ以上になります。原発が発電時に二酸化炭素を出さないから地球温暖化を防止できるという主張は、この点でも間違っています。
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仏南部の原発、猛暑で一時停止 パリで40度超の予報も
共同通信 2019/7/23
【パリ共同】フランス電力は23日までに、今週続くと予想される猛暑のため、南部ゴルフェシュ原発2基を同日以降一時停止すると明らかにした。地元メディアが伝えた。パリでは25日に40度を超すと予測されている。
同原発はガロンヌ川の水を原子炉の冷却に利用し、川に排出する。生態系に悪影響を与えないよう、川の水温が一定水準を超えないよう規制されている。2号機は23日から、1号機は24日からそれぞれ停止し、30日に再開する予定。
フランスなど欧州は6月末にも熱波に見舞われ、同国南部では本土の観測史上最高となる46度を記録した。