2019年7月20日土曜日

連絡ミス問題 規制委回答に柏崎市長「不誠実だ」 

 新潟・山形地震発生後に東電が柏崎刈羽原発に異常あり」と柏崎市など関係先に誤って連絡した問題で、桜井雅浩市長は原子力規制委から17日に届いた回答書について、見解を求めた3点にずれも明確な回答はなく、「東電よりも尊大・不誠実」で、「今まで規制委の方向性を支持してきただけに本当にがっかりした」とする所感を発表しました。
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規制委回答に柏崎市長「不誠実だ」 連絡ミス問題で所感
新潟日報 2019/07/19
 新潟・山形地震発生後に東京電力が柏崎刈羽原発に「異常あり」と新潟県柏崎市などに誤って連絡した問題で、桜井雅浩市長は18日、原子力規制委員会から17日に届いた回答書について「不誠実だ。今まで規制委の方向性を支持してきただけに本当にがっかりした」とする所感を発表した。
 
 東電の連絡ミスを巡っては、規制委員長や柏崎刈羽原子力規制事務所長が重要視しないという趣旨の発言をした。市長は「納得できない」として、今回のミスが規制委の所掌事務であるかどうかなど3点について規制委に見解を求めたが、いずれも明確な回答はなかった
 市長は所感で「問いに対する答えになっていない。立地地域住民の思いに寄り添わず、ある意味、東電よりも尊大、不誠実の感を抱く。独立性の担保と独善は違うはずだ」と批判し、規制委の姿勢や在り方に疑問を呈した。