2014年9月1日月曜日

[原発]地下水全ベータが8万ベクレルに|南相馬「ダストサンプラー」で測定

 福島原発観測用井戸のストロンチウム90などベータ線を出す核種1リットル当たり8万3000ベクレルに上昇しました。1トン当たり8,300万ベクレルという超高濃度です。
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 南相馬市は、市内5カ所に「ダストサンプラー」を新設し、11月から毎日独自に空気中の放射性物質の測定することにしました。市内には現在、国と県のダストサンプラーが計4カ所ありますが、粉じんの採取は月1~2回のため、住民の不安を解消するために行うものです
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全ベータが濃度32倍に 福島第1
河北新報 2014年8月30日  
 福島第1原発で高濃度汚染水がタンクから漏えいした問題で、東京電力は29日、地下水観測用井戸のストロンチウム90などベータ線を出す核種(全ベータ)の濃度が約32倍に上昇したと発表した。
 井戸は、H4エリアの漏えいタンクの北側約25メートルにある「E-1」。27日採取の地下水から、全ベータで1リットル当たり8万3000ベクレルを観測した。26日採取分の全ベータは同2600ベクレルだった。
 
 
「ダストサンプラー」で放射性物質を毎日測定
 河北新報 2014年8月30日   
 南相馬市は、市内5カ所に大気中の粉じんを採取する「ダストサンプラー」を新設し、独自に空気中の放射性物質の測定に乗り出す。昨夏、福島第1原発から放射性物質を含む粉じんが飛散した可能性が高いことを受けた措置。11月から毎日測定し、結果をホームページなどで公表する。
 設置場所は同市原町区3カ所、鹿島区1カ所、小高区1カ所の計5カ所。関連予算約2200万円を含む本年度一般会計補正予算案を9月5日開会の市議会9月定例会に提案する。
 市内には現在、国と県のダストサンプラーが計4カ所あるが、粉じんの採取は月1~2回。市は毎日採取することで住民の不安解消を図り、放射性物質を含む粉じんが飛散した場合に飛散日や原因の特定につなげる。
 市内で昨秋収穫されたコメから国の基準値を超える放射性セシウムが検出され、原発由来の粉じんが原因の可能性があることから、農林水産省が調査を進めている。