2014年9月17日水曜日

放射能汚染 車ごと測定 (福井県)

読売新聞 2014年09月17日
◇県、ゲート型モニター購入へ
 (福井)県は、原発事故時に避難経路上で放射性物質による汚染の有無を、車ごと測定できる「ゲート型モニター」の購入を決めた。今年度から2016年度までの3年間に計28台を、除染のためのシャワーテントとともに、県内28か所に配備する。開会中の県議会に提出した一般会計補正予算案にゲート型モニター8台、シャワーテント4台分の計4800万円を盛り込んだ。
 
 事故の際、原発から半径30キロ圏の住民は、指定場所で汚染の有無を調べる検査と、必要に応じて除染を受ける。検査時間の短縮が求められており、原子力規制庁がゲート型モニターを使う方針を示していた。
 県は、8月に県広域避難計画要綱を改定し、汚染検査の候補地28か所を決定。8月31日に高浜原発の半径30キロ圏で行った原子力防災訓練でもゲート型モニターを試用していた。