2014年9月15日月曜日

キノコ 原発事故で採取できず 鳴沢恩組、東電に賠償請求へ (山梨)

山梨日日新聞 2014年9月11日
東京電力福島第1原発事故の影響で、管理する地域の野生キノコが採れなくなり被害を受けたとして、鳴沢・富士河口湖恩賜県有財産保護組合(鳴沢恩組)は10日までに、東電に賠償請求する方針を決めた。
 
富士北麓地域(富士吉田、富士河口湖町、鳴沢村)では2012年秋以降、野生キノコから国基準を超える放射性セシウムが検出され、採取や販売の自粛を余儀なくされている。
請求額は13年度に同組合の収入になるはずだったキノコ採りに必要な「入山料」で、数百万円になる見通し。〈笠井憂弥〉
 
富士北麓地域の野生キノコをめぐっては、12年10月、鳴沢村内で採取した野生キノコから国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出され、県は採取や販売を自粛するよう地元に要請。