柏崎刈羽原発1号機が2015年9月で営業運転開始から30年となります。
それに伴い東電は、15年9月以降の10年間について、現在の保守管理項目に熱交換器・配管の溶接部を超音波検査することなど9項目を追加した保安規定変更の申請を、原子力規制委に提出しました。
肝心の原子炉圧力容器の中性子による劣化については、最新の予測式を用いて評価するとなっていますが、それは容器内に実装したテストピースをベースにしたものなのでしょうか。
柏崎刈羽原発の老朽化も現実の問題となりました。
因みに2020年には2号機と5号機が、2023年には3号機が、その翌年には4号機が営業運転開始から30年に達します。
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柏崎原発 保安規定変更を申請 東電 1号機運転30年
新潟日報 2014年9月17日
東京電力は16日、柏崎刈羽原発1号機が2015年9月で営業運転開始から30年となるのに合わせ、保安規定を変更する申請を原子力規制委員会に提出した。
原子炉等規制法に基づく措置。長期運転となることから、15年9月以降の10年間について、現在の保守管理項目に熱交換器・配管の溶接部を超音波検査することなど9項目を追加した。
電力会社には、運転開始後30年が経過する前に高経年化で施設にどのような劣化が予想されるかを評価し、その後の10年間の保守管理方針を策定することが義務づけられている。
1号機は1985年9月18日に営業運転を開始。今回の申請では、原子炉圧力容器が中性子の影響でどの程度もろくなっているかをみるため、最新の予測式を用いて評価することにした。ケーブル類については事故を想定した再評価を実施する。