日曜日の8日には各地で脱原発の集会・デモ行進が行われました。
群馬県高崎市の高崎城址公園では「力あわせる200万群馬・さよなら原発アクション」が行われ、約800人が参加しました。
埼玉県春日部市の中央町第四公園では「原発ノー! 命かがやけ市民のつどいin春日部」が開かれ、市民ら約150人が参加しました。
三重県津市では「3・8さようなら原発三重パレード」の集会とデモ行進が行われ、約700人がお城西公園から津市大門のセンターパレスまでデモ行進しました。
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「原発反対」800人デモ
東京新聞 2015年3月9日
高崎城址公園であった集会「力あわせる200万群馬・さよなら原発アクション」では、参加者約八百人(主催者発表)が高崎駅前でデモ行進し、再稼働の動きが強まる原発の廃止を訴えた。
イベントは、脱原発を求める各種団体でつくる実行委員会が二〇一二年から毎年開き、今回で四回目。会場には、被災地への支援金にもつながる飲食物販売などの出店があったほか、県内グループが音楽やダンスで原発反対を呼び掛けた。
デモ行進は、城址公園を発着点に高崎駅を回る約一・五キロで行われ、「原発なくても電気は足りてる」「すべての原発今すぐ廃炉」などと声を張り上げた。
特設ステージには、福島第一原発で放射性物質の汚染水処理をした元原発作業員の大倉雅夫さん(67)=嬬恋村=が登壇し、「作業員は過酷な環境で働いており、廃炉作業の終息は難しい」と力を込めた。福島県南相馬市にある同慶寺の田中徳雲住職も参加した。
「原発ノー!」150人行進 3・11前に春日部で「市民のつどい」
東京新聞 2015年3月9日
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から間もなく四年になるのを前に、脱原発を呼び掛ける「原発ノー! 命かがやけ市民のつどいin春日部」が八日、春日部市の中央町第四公園で開かれ、市民ら約百五十人が集会やパレードを行った。
市民や労働組合、各種団体などでつくる実行委員会が二〇一二年から毎年三月に開いている。この日の集会では、中学・高校非常勤講師の和井田祐司さん(28)が「私たち若者は原発事故後、将来設計に不安を抱いている。消費は美徳とされた過去の価値観が変わった今、未来志向の声を社会に届けたい」と訴えた。
元小学校教諭の柳美枝子さん(76)は、原発事故当時に混乱の中で避難し、家族ばらばらで生活しながらも「故郷で頑張りたい」との決意を記した福島県内の高校生らの作文を紹介。「子どもたちに二度と同じ苦しみを与えてはいけない」と語った。
その後、参加者たちは同公園を出発し、東武春日部駅周辺の約三キロをデモ行進。横断幕を掲げながら「原発反対、再稼働反対」「子どもを守れ、命を守れ」などと声を張り上げた。 (服部展和)
原発再稼動の反対訴え 津で700人がデモ行進
伊勢新聞 2015年3月9日
東京電力福島第一原発事故の四周年に合わせた集会とデモ「3・8さようなら原発三重パレード」が八日、津市内であり、約七百人(主催者発表)が津市役所隣のお城西公園から津市大門のセンターパレスまでデモ行進した。
「原発おことわり三重の会」など市民団体や政党、労組でつくる実行委員会が主催。九十団体が賛同団体に名を連ね、前回から倍増した。招待したアイドルグループ「制服向上委員会」が「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」を披露した。
鈴木健一伊勢市長と、自治労や三教組でつくる「フォーラム平和・三重」が寄せたメッセージを読み上げた後、参加団体がリレートークで思いを伝えた。来月の知事選に立候補している県民主医療機関連合会の藤井新一事務局次長も原発の再稼働反対を訴えた。
集会アピールでは「当たり前だと思っている日常を取り上げられてしまった人たちがいます」「ただ一つ望むこと、それは原発の放射能をなくすこと」「再稼働も輸出も決して行わないでください」と呼び掛け、拍手で採択し、デモ行進した。
センターパレス地下では「さようなら原発市民作品展」を十日まで開いている。