福島原発事故から4年になるのを前に、ドイツのベルリンで7日、脱原発政策を進める市民グループの呼びかけでデモ行進が行われ、地元の人たちやドイツに住む日本人など、主催者の発表でおよそ700人が参加しました。
8日以降も各地で原発に反対するデモなどが行われることになっています。
ドイツは2022年までに国内すべての原発を閉鎖する方針で、風力や太陽光など再生可能エネルギーの割合が去年、26%余りに達しました。
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原発事故から4年 ドイツで反原発デモ
NHK NEWS WEB 2015年3月8日
東京電力福島第一原子力発電所の事故から4年になるのを前に、脱原発政策を進めるドイツでは、首都ベルリンで原発の廃止を訴える人たちがデモを行いました。
ドイツの首都ベルリンで7日、原発に反対する市民グループの呼びかけで反原発デモが行われ、地元の人たちやドイツに住む日本人など、主催者の発表でおよそ700人が参加しました。集まった人たちは、再生可能エネルギーへの転換を意味する風車を掲げたり、福島県の伝統的な踊りを踊ったりしながら行進し、日本をはじめ、世界各国の原発の廃止を訴えました。
ドイツは日本の原発事故を受けて脱原発へとかじを切り、2022年までに国内すべての原発を閉鎖する方針で去年、風力や太陽光など再生可能エネルギーの割合が26%余りに達しました。
デモに参加した女性は「私の3人の子どもたちが、将来にわたってきれいな土地に住めることを願っています。原発に不安を感じます」と話していました。
ドイツでは市民団体の呼びかけで、8日以降も各地で原発に反対するデモなどが行われることになっています。