2015年3月8日日曜日

540人の脱原発宣言 飯能・日高の市民団体が折込チラシ

 
 埼玉県内外の有志が脱原発の思いをつづった意見広告「市民の脱原発宣言」のチラシが、今年も11、飯能、日高、入間市内で配られる新聞の朝刊に折り込まれます。
 2013年から毎年3月11日に上記の3市で行われているもので、チラシには20字以内のメッセージや名前が載ります。
 1口500円で募集した応募者は13年=328人、14年=499人、今年=540人と年々増加しました。配布枚数も46,000枚から始まり、今年は64,000枚を配布するということです。
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540人の脱原発宣言 飯能・日高の団体が意見広告
東京新聞 2015年3月7日
 (埼玉)県内外の有志が脱原発の思いをつづった意見広告「市民の脱原発宣言」のチラシが十一日、飯能、日高、入間市内で配られる東京新聞などの朝刊に折り込まれる。
 
 三回目の今年は、過去最多の五百四十人からメッセージや名前が寄せられた。企画した市民団体「意見広告市民の会」は「原発のない世界を願う人たちの声を受け止めて」と呼び掛けている。
 
 「意見広告市民の会」は二〇一二年十一月、飯能、日高両市の十二人が設立した。一三年から毎年、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に合わせ三月十一日に飯能市など三市で配られる新聞朝刊に「市民の脱原発宣言」を折り込んでいる。
 
 「市民の脱原発宣言」は一口五百円で二十字以内のメッセージを公募。B4判のチラシ両面にメッセージや応募者の名前を掲載している。一三年は三百二十八人、一四年は四百九十九人から寄せられた。チラシの数も一三年が四万六千百五十枚、一四年が五万五千枚と増加。今年は六万四千四十枚を配布する予定だ。
 
 「子どもたちに安全な未来を手渡したい」「原発はいらない! 故郷をなくしてはならない」「再稼働なくてもやれるじゃん」。今年はこんなメッセージが寄せられた。会員の戸谷(とや)克己さん(68)は「原発事故から四年がたとうとする今も大勢の人たちが避難生活を強いられていることをあらためて意識し、脱原発について考えてほしい」と話している。 (服部展和)
 
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