東電は11日、福島第1原発で採取した地下水からストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり1万1000ベクレル検出されたと発表しました。
これは放射能に汚染された雨水約750トンが地中に漏出したことに起因するもので、東電は10日の発表で汚水は地中に漏出したため海には流出しないといいましたが、大量の汚水が地中に抑留されるということはあり得ず実際には地下水流に乗って外洋に流出しているということです。
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放射能濃度、30倍上昇=汚染雨水漏れ近くの地下水-福島第1
時事通信 2015年3月11日
東京電力は11日、福島第1原発で採取した地下水からストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり1万1000ベクレル検出されたと発表した。濃度は前回9日採取時と比べて約30倍に上昇した。
地下水の採取場所近くでは、放射性物質に汚染された雨水約747トンがタンクのせきから流出したことが10日に判明。東電は汚染雨水によって地下水の放射性物質濃度が上昇した可能性もあるとみている。
東電によると、地下水の採取場所近くにはタンク群があり、周囲をせきで二重に囲んでいる。せきには放射性物質が付着しており、降った雨も汚染される。10日に外側のせきから汚染された雨水が流出していることが確認され、ベータ線を出す放射性物質の濃度は最大で同8300ベクレルに上った。