日本原子力発電は運転開始から約45年が経過した敦賀原発1号機の廃炉を、今月下旬に開く取締役会で正式決定します。
出力が約36万キロワットと小さく、多額の費用を掛けて老朽対策の工事をしても採算が見込めないと判断したものです。
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敦賀1号、廃炉正式決定へ 日本原電、3月下旬
東京新聞 2015年3月5日
原発専業の日本原子力発電が、運転開始から約45年が経過した敦賀原発1号機(福井県)の廃炉を、今月下旬に開く取締役会で正式決定することが5日、分かった。今月中にまとめる経営改革案に盛り込む方針だ。出力が約36万キロワットと小さく、多額の費用を掛けて老朽対策の工事をしても採算が見込めないと判断した。
2016年7月時点で運転40年を超える電力会社の老朽原発は全国で7基に上る。関西電力高浜原発1、2号機(福井県)を除く5基は、廃炉について最終決定する方向で調整している。
経済産業省は電力各社に老朽原発の対応計画を3月までに提出するよう求めていた。(共同)