昨年10月、工場管理上の手落ちで審査が中断されていた六ケ所村の核燃料再処理工場の審査再開を日本原燃が原子力規制委に申し入れることを表明しました。
核燃料の再処理は、英・仏を除く世界の各国は不採算等の理由から2000年以前に「直接処分」に切り替えていますが、日本はまだこの有害無益なこのシステムを続行する意向のようです。
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<日本原燃> 再処理工場規制委審査 再開申し入れへ
河北新報 2018年3月31日
日本原燃の工藤健二社長は30日の定例記者会見で、原子力規制委員会の審査が中断している使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)について、審査再開を規制委に申し入れることを表明した。
工藤社長は審査中断以降の成果として重要設備の点検が終わったことなどを挙げ、「改善の取り組みが軌道に乗っている」と述べた。
審査に合格する目標時期は「想定しているが、規制当局の判断に関係するので、コメントは差し控えたい」と話した。規制委との会合の日程は現在、調整しているという。
再処理工場では昨年8月、非常用電源建屋への雨水流入が発覚。非常用発電機の燃料油配管が敷設されているピットの点検漏れなども判明し、同10月から審査が中断されていた。