蒸気漏れトラブルで停止中の玄海原発3号機について、九電は17日、トラブルの原因と再発防止策に関する最終報告をまとめ、佐賀県や原子力規制庁などに提出しました。
近く発電を再開する見通しです。
最終報告では再発防止策として、保温材などで覆われている屋外の配管の点検計画を新たに定め、経年的な変化による異常の兆候を把握できるよう点検の際チェックシートを使うということです。
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県に対策報告、発電再開へ 玄海原発蒸気漏れで九電 佐賀
時事通信 2018年4月17日
九州電力玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の蒸気漏れトラブルで、同社は17日、トラブルの原因と再発防止策に関する最終報告をまとめ、佐賀県や原子力規制庁などに提出した。同社は近く発電を再開する見通し。
蒸気漏れは、原子炉で発生させた蒸気で発電用タービンを回す2次系の設備の一つ「脱気器」の空気抜き管16本のうちの1本で発生した。管に直径約1センチの穴が見つかっていた。管を包む保温材との間に雨水が浸入し、管が腐食したことが原因とみられている。
最終報告は再発防止策として、保温材などで覆われている屋外の配管の点検計画を新たに定めるとした。さらに、設備の経年的な変化による異常の兆候を把握できるよう、点検の際チェックシートを使うという。再発防止策には、県が要望していた専門家組織の意見も反映させた。