九電・玄海原発の再稼動に反対する市民団体が毎週金曜日に県庁前で実施している活動が300回を迎えました。
市民団体「さよなら原発!佐賀連絡会」は、佐賀大の豊島耕一名誉教授が代表を務め、福島第1原発事故の翌2012年7月から活動をけています。
300回目となった4月27日も約20人が佐賀県庁前に集まり、横断幕を設置し市民に呼び掛けました。
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玄海原発
再稼働 抗議活動が300回に 市民団体、毎週金曜日に県庁前で実施 佐賀
毎日新聞 2018年5月9日
九州電力玄海原発(玄海町)の再稼動に反対する市民団体が毎週金曜日に県庁前で実施している活動が300回を迎えた。訴えに耳を傾ける通行人は少ないが、粘り強い活動に共感する県民もいる中、活動の中心となっている市民団体「さよなら原発!佐賀連絡会」の会員らは「声が届かなくても立ち続ける」と活動の継続を誓った。【関東晋慈】
同団体は、佐賀大の豊島耕一名誉教授が代表を務め、活動を東京電力福島第1原発事故の翌2012年7月から続けている。
300回目となった4月27日も約20人が県庁前に集まり、横断幕を設置した。「ご通行中の皆さん、昨日はチェルノブイリ原発事故の32周年でした」と連絡会事務局の杉野ちせ子さん(66)がマイクで呼びかけた。杉野さんは「玄海原発が再稼動したことも蒸気漏れトラブルがあったことも関心がない人が多い。私たちの批判の声が山口(祥義)知事に届かなくても、原発を心配する世論があることを励みに頑張りたい」と話した。
一方で新たに活動に参加した人もいた。神埼市の元公務員、泉いさむさん(76)は約2年前から参加するようになった。泉さんは「雨でもどんな時でも誰かが立っている。すごいと思っていた。事故後も原発輸出を続けるなどおかしい世の中で、とても心配だ。無力だが一緒に立つくらいは自分でもできる」と話した。