新潟県知事選に出馬表明した池田ちかこ氏(57)の選対設立準備会が12日、新潟市で開かれ、市民団体と共産、民進、自由、社民、新社会、緑の各党代表が駆け付けました。
県が進めている原発事故の三つの検証について、池田予定候補は、県民の命と暮らしを守ることを大前提にしっかり取り組みたいと表明する一方、自民党擁立の予定候補者については、そちらが出す結論は「再稼働反対の県民の意思と異なるものになるのは間違いない」と断じました。
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新潟知事選 選対設立へ 市民と6党そろい準備会
池田予定候補“原発しっかり検証”
しんぶん赤旗 2018年5月13日
新潟県知事選(24日告示・6月10日投票)に出馬表明した池田ちかこ氏(57)の選対設立準備会が12日、新潟市内で開かれ、「原発のない未来へ、みんなの力で初の女性知事を誕生させよう」と、市民団体と共産、民進、自由、社民、新社会、緑の各党代表が駆け付けました。
池田予定候補は「市民と野党が手を組み、選挙で結果を出してきた新潟は全国の希望の星だ」と述べ、この流れを進め、さらに幅広い立場の人と共同するため“県民党”の立場で立候補を決断したとあいさつしました。会場には、市民連合メンバー、民進系など各党県議に加え、前回知事選で自民推薦候補を応援していた連合新潟からも参加がありました。
県が進めている原発事故の三つの検証(事故原因、健康・生活への影響、避難方法)について、池田予定候補は、県民の命と暮らしを守ることを大前提にしっかり取り組みたいと表明。自民党擁立の予定候補者も三つの検証を継承するとしていることについて「検証をどう進めるのか、結果が出たときにどう判断するのか、(再稼働反対の)県民の意思と異なるものになるのは間違いない」と断じました。
共産党・樋渡士自夫県委員長、自由党・菊地徹県連幹事長、社民党・小山芳元代表、新社会党・小林義昭県本部委員長、緑の党・中山均共同代表、「市民の思いをつなぎ、にいがたで女性知事を誕生させる市民の会」の横山由美子さんが壇上に並び、黒岩宇洋衆院議員も出席しました。
選対本部長の菊田真紀子衆院議員が、8日に開いた出馬会見の経緯を説明し、各党各団体・市民が一堂に会し選対を立ち上げることに感謝の意を表明。森ゆうこ参院議員は「原発ゼロめざし、子どもたちや県民の笑顔が輝く新潟をつくりたい」と述べました。