柏崎市の桜井市長は2日の定例記者会見で、新しい知事に望むこととして、原発の存在をどう考えるのか見解を明らかにすることは知事としての義務だとし、「新潟県の三つの検証を継続しない」ことを掲げても、知事選にプラスにはならないと述べました。
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激震
18知事選 「原発の見解明らかに」 柏崎市長「次のリーダー」に要望
毎日新聞 2018年5月3日
柏崎市の桜井雅浩市長は2日の定例記者会見で、東京電力柏崎刈羽原発に関し新しい知事に望むこととして「原発の存在をどう考えるのか見解を明らかにすることは知事としての義務だ」と述べた。原発立地自治体として、新しいリーダーに原発への態度を明確にすることを求めた。
桜井市長は、県の三つの検証の是非ついて「候補者が『検証を継続しない』と掲げても知事選にプラスにはならないだろう」と検証は継続されるだろうとの認識を示した。その上で、「私も100%評価しているわけではない」と、県の技術委員会のあり方への疑問も呈した。知事選の争点として、県内には人口減や農業などの課題があり「原発は3分の1程度」とした。
しかし、柏崎刈羽地域で原発政策は大きな課題で、7基が集中立地する同原発について「従来通りすべて再稼働するのかすべて廃炉にするのか、それとも私の考えに賛同してもらえるのか」と述べた。【内藤陽】