知事選に立候補する池田千賀子県議は13日、1996年の全国初の自治体による住民投票などで東北電力の巻原発建設計画を撤回させた旧巻町(新潟市西蒲区)で出馬表明後初めての市民向け集会を開催し、実質的な選挙活動をスタートさせました。
池田氏の覚悟のほどが伝わることです。
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激震
18知事選 池田氏陣営が始動 原発阻んだ旧巻町で集会 /新潟
毎日新聞 2018年5月14日
24日投開票、来月10日告示の知事選に立候補する池田千賀子県議(57)は13日、新潟市西蒲区の市巻文化会館で、出馬表明後初めての市民向け集会を開催。実質的な選挙活動をスタートさせた。
同区の旧巻町は1996年の全国初の自治体による住民投票などで東北電力の巻原発建設計画を撤回させた。集会には区民ら約550人が駆け付け、原発に否定的な池田氏を大きな拍手で迎えた。
池田氏は旧巻町について「住民が自主管理で住民投票を行い、計画を白紙撤回させたすごい町。その皆さんの前で話ができることは胸に迫るものがある」と発言。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題で米山隆一前知事が始めた「三つの検証」を継承する姿勢を示し、「県民の命と暮らしを守るために大切な検証。女性として、母として、行政経験も積み重ねてきた私に信頼を寄せてもらいたい」と呼びかけた。
会場に姿を見せた旧巻町の笹口孝明元町長は「(池田氏は)柏崎刈羽原発の現場にいた人であり、問題点をよく分かっている。原発政策について適切な対応ができる期待の候補だ」と述べた。
池田氏はその後、柏崎市に繰り出し、街頭演説を行った。【南茂芽育】
新潟知事選 住民の思い生かす 西蒲区 池田氏が県政を語る
しんぶん赤旗 2018年5月14日(月)
新潟県知事選で、池田ちかこ予定候補の必勝を期して13日、「県政を語る会」が新潟市西蒲区(旧巻町)で開かれ、菊田真紀子、鷲尾英一郎両衆院議員、重川(おもかわ)隆広県議(無所属)、笹口元巻町長など600人が集いました。
池田予定候補は、自らの地元柏崎市では、原発事故は起こらないと言われてきたが福島事故でそんなことはないとわかったとし「住民の力で東北電力の原発計画を白紙撤回させた巻のみなさんは素晴らしいと思う。お互いの街の住民の思いをしっかり県政に生かせるよう、頑張っていきたい」と述べました。
また、市職員として市民の健康を守る立場で仕事をしてきたことにふれ「市町村をしっかりと支援できる県政にしていきたい。新潟県の拠点性を高めて、県民の皆さんの自信につなげていきたい」と話しました。
菊田衆院議員は「池田さんは官邸のいいなりにならない候補。野党それぞれの個性を生かしてたたかっていきたい」とあいさつしました。
鷲尾衆院議員は「自民党は野党共闘を崩そうと狙ってきた。しかしそんなわけにいかない。私は池田さんを支援する」とあいさつしました。
子ども連れで参加した女性(33)は「原発に関心がある。米山さんに期待していたが辞職は残念。池田さんが米山知事の方向性と同じと分かった。応援したい」と語りました。