5月24日ごろに再稼働を予定していた玄海原発4号機で、1次冷却水を適切に循環させるため設置するポンプ4台のうち2台で不具合が発生しました。
これで再稼働に向けた工程をいったん停止するので、再稼働は遅れる見通しです。
このところ再稼働の直後や直前に不具合が見つかることが多発しています。
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玄海原発4号機、再稼働延期へ 九電、冷却ポンプに不具合
東京新聞 2018年5月3日
九州電力は3日、玄海原発4号機(佐賀県玄海町)で1次冷却水を適切に循環させるため設置するポンプ4台のうち2台で不具合が発生したと発表した。部品の交換や点検のため、再稼働に向けた工程をいったん停止する。早ければ5月24日に予定していた再稼働はずれ込む見通し。作業員の被ばくや放射性物質の外部への漏えいはなかったという。
不具合があったのは、ポンプ内に放射性物質を含む1次冷却水が入りすぎないよう、水を循環させてブロックする部品。通常は1時間に約30リットルの水が流れるが、少なくとも1台では2倍以上の約70リットルが流れたという。