玄海原発4号機の一次冷却水を循環させるポンプで異常があったことを巡り、佐賀、福岡の反原発団体が10日、佐賀県知事宛てに再稼働同意の撤回や県による立ち入り調査を求める要請書を提出しました。
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玄海4号機再稼働同意撤回 知事に申し入れ 反原発団体
佐賀新聞 2018年5月11日
九州電力玄海原発4号機(東松浦郡玄海町)の一次冷却水を循環させるポンプで異常があったことを巡り、佐賀、福岡の反原発団体が10日、山口祥義知事宛てに再稼働同意の撤回や県による立ち入り調査を求める要請書を提出した。
申し入れをしたのは玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会(石丸初美代表)など12団体。「伊方原発を抱える愛媛県に倣い『正常状態以外のすべての事態』を県に報告するよう九電に求める」「原発に慎重な立場の専門家から意見を聞き、それを踏まえた対策を九電に求める」など5点を申し入れた。
石丸代表は「県が県民に伝える情報が少ない。内容が分からないことほど不安なことはない」と、県による積極的な情報収集、発信を求めた。対応した県原子力安全対策課は、「知事に報告し、質問事項については文書で回答したい」と応じた。