2018年5月12日土曜日

東海第二原発の再稼働・運転延長 書類の遅れに規制委から厳しい声

 今年11月で運転開始40年を迎える東海第二原発は、再稼働や運転延長についての資料を6月末までに順次提出する予定ですが、その様に進んでいないということで、原子力規制委から苦言が呈されました。
 書類の作成や審査が拙速に行われるべきでないことは言うまでもありません。
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東海第二原発の再稼働や運転延長、規制委から厳しい声相次ぐ
TBSニュース 2018年5月11日
 今年11月で運転開始から40年を迎える東海第二原発の再稼働や運転延長について、原子力規制委員会から厳しい声が相次いでいます。
 
 「11月まで間に合うかは私自身も非常に危機感を持っている。4月初めの委員会で話した審査に関する状況については、その時と依然として変わっていないので、それから1か月時間がたっていますので、より一層、危惧が増した」(原子力規制委員会 山中伸介 委員)
 
 11日、茨城県の東海第二原発を視察した原子力規制委員会の山中伸介委員は、運転延長の審査に必要な資料がそろわないことについて、運営会社の日本原子力発電に苦言を呈しました。
 
 日本原子力発電は来月末までに順次、資料を提出する計画ですが、9日には規制委員会の更田豊志委員長が「場合によっては大きな判断をせざるを得ない時期にさしかかっている」として、来月上旬にも審査を打ち切る可能性を示唆するなど、厳しい声が相次いでいます。東海第二原発の再稼働と運転延長について今後、規制委員会がどういった判断をするのか注目されます。