「なくそテ原発 柏崎大集会」が24日、柏崎市で開かれ、長野県からの大勢の参加者を含め、県内外から約1400人が参加しました。定員1200人の会場に入りきれない人たちは、会場外でテレビモニターを見たということです。
集会は、放射線医学の崎山比早子氏の講演:「終わらない福島原発事故と放射能―国会事故調査で分かったこと」の他、福島からの避難者からの報告など盛りだくさんの内容でした。
集会後、参加者は市内中心部をパレードしました。
「原発をなくす湯沢の会」からも16人が参加しました。
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地元から響く原発反対の大合唱 柏崎で反原発集会
新潟日報 2014年8月24日
(新潟)県内の反原発団体でつくる実行委員会主催の「なくそテ原発 柏崎大集会」が24日、柏崎市で開かれ、県内外から約1400人が参加した。原発再稼働の前提となる原子力規制委員会の適合審査が進む中、東京電力柏崎刈羽原発の足元から原発反対を訴えた。
集会では柏崎刈羽原発から約2キロの柏崎市宮川に暮らす吉田隆介さん(65)が地元住民の立場から、「昨年3月の原発事故を想定した避難訓練では大渋滞が起きた。有効な避難方法はないと感じている。福島の現状を見たとき、柏崎刈羽を再稼働するとはとても言えないはず」と訴えた。
元放射線医学総合研究所主任研究官で東電福島第1原発事故の国会事故調査委員を務めた崎山比早子氏が「終わらない福島原発事故と放射能―国会事故調査で分かったこと」と題して講演。福島事故の際、安定ヨウ素剤が服用されなかったことについて「震災でオフサイトセンターが機能せず、現地に指示が届かなかった」などと語った。
集会後、参加者は市内中心部をパレード。「原発なくせ」「命が大事」などとアピールしていた。
実行委員長の植木史将さん(38)は「多くの人に集まってもらい。原発を廃炉に持っていくという意気込みを示せた」と話していた。