2014年8月21日木曜日

放射能汚染に対する政府の対応 『チェルノブイリと日本の比較』

 20日付のブログ「とある原発の溶融貫通(メルトスルー)」に、FACE BOOKから拾ったとして下記の表が掲示されました。
 チェルノブイリの原発事故と福島原発事故後の政府の対応を簡単に比較したもので、両者の違いが極めて分かりやすくまとめられています。
 ソ連時代のチェルノブイリは現在はウクライナ(の一地方)として独立しています。
 原文は「ウクライナと日本の比較』となっていましたが、チェルノブイリの方が名前が知られているので、ここではそうしました。
 
放射能汚染・政府対応『チェルノブイリと日本の比較』
項   目
チェルノブイリ
日   本
Cs137 55.5万Bq/㎡以上 
移住の義務
無視
Cs137 18.5万Bq/㎡以上 
移住の権利
無視
Cs137  3.7万Bq/㎡以上 
放射線菅理区域
無視
Sr ・Pu
測る
隠蔽 
年間線薫基準
1mSV
20mSV
低レベル被曝の被害
認める
むしろ体にいい
被曝との因果関係
無いことを国が立証
有ることを被災害が立証
医薬品の提供
なし
飲料水の提供
あり
なし
安全な食料の提供
あり
食べて応援
汚染工業製品の管理
あり
輸出先で放射能検出
汚染建材の管理
あり
汚染汚泥をリサイクル
汚染農地の管理
あり
防護服で田植え
子供の健康管理
一定期間の保雄
福島へ修学旅行を推奨
石棺
事故後突貫で建設
未だになし 放射能漏れ放題
溶融燃料
地下にコンクリを流し沈下防止
行方不明(地下深く沈下)
事故収拾犠牲者
公式発表あり
公式にはゼロ
奉故収拾作業員
国が表彰
外国(スペイン)が表彰
首都圏への影響
人工雨で放射雲を散らす
無対策。汚れ放題
高汚染された村々
住めないように完全破壊
帰還奨励
汚染地帯の出口管理
徹底した汚染検査と除染
フリーバス
汚染車両
指定場所で厳重管理
制限なし
火事・野焼き
絶対に起きないよう厳しく管理
制限なし。ガレキ焼却積極推進
食品の汚染管理
自由に計測可無料測定器あり
わずかな有志が測定。多くは有料
除染
効果がなく、行わない
血税巨額投入。作業員大量被曝  
保管場所未定
    
              註.Cs:セシウム Bq:ベクレル Sr:ストロンチウム Pu:プルトニウム
            石棺:原子炉全体をコンクリートで覆ったもの