2014年8月4日月曜日

再稼働阻止へ 浜岡原発ネット発足集会

 浜岡原発は東海地震の震源域の真上にある最も危険な原発で、直下型地震に見舞われれば瞬時に原子炉が破損する危険るので、防潮堤の建設などは大した意味を持っていません。こうした原発まで、規制基準の審査に名乗りをあげるということは真に異常なことです。
 
 日、中部電力浜岡原発の再稼働阻止を目指す41市民団体と個人が連携する「浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク」の発足集会が、静岡市で開かれました。
 
 集会には4百人あまりが参加し来年月までの一年間で、再稼働を認めないよう知事に求める署名百万人を目指すことを確認しました。
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再稼働阻止へ 浜岡原発ネット発足集会
中日新聞 2014年8月3日
◆100万人署名目標
 中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働阻止を目指す県内の市民団体と個人が連携する「浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク」の発足集会が二日、静岡市葵区であり、四百人超が参加した。来年九月までの一年間で、再稼働を認めないよう知事に求める署名を百万人を目標に集め、各団体は地元の自治体首長と議会に再稼働反対を働き掛けることを確認した。
 
 脱原発運動や避難者支援に取り組む四十一団体と五人が加わった。今後も加盟を募る。
 集会には、東京電力福島第一原発事故で避難が続く福島県浪江町の馬場有町長が参加。「福島の事故の原因究明も検証もしていないのに、原発を再稼働するのは大きな間違い」と厳しく指摘し、脱原発を目指す考えを強調した。
 馬場町長は、原発事故から避難するため「屋根の上で助けを求めていた町民を助けられず、本当に悲しい」と悔やんだ。政府や国、県、東電は避難指示も放射能の情報も出さず「風下に逃げて五日間無用な被ばくをしてしまった」と批判。震災関連死は三百二十人に上ることも明かした。
 
 浜岡原発の地元、牧之原市の西原茂樹市長と伊豆の国市の小野登志子市長も登壇した。西原市長は永久停止を求める立場から「県レベルでの討議会を複数回開き、(再稼働に関する)結論の合意形成を図るべきだ」と提案した。小野市長は、環境を守る新エネルギーの開発に期待した。