東京新聞 2014年8月4日
原子力規制委員会は4日、審査中の北海道電力泊原発を現地調査し、敷地内断層の活動性や地震の痕跡と指摘される周辺地形などを確認した。調査は5日まで。島崎邦彦委員長代理は初日終了後、原発のある積丹半島が隆起しているかどうかや、隆起しているのであれば原因は何かが審査で争点になるとの見解を示した。
泊原発をめぐっては、積丹半島西岸の地形が過去に地震で急激に隆起した痕跡であるとの疑いや、敷地内の断層に活動性があるのではないかとの指摘がある。北電は審査などで、海岸地形は新しい時代の地震による隆起を示すものではなく、敷地内断層にも活動性はないと主張している。(共同)