福島原発構内で1リットル当たり187ベクレルのわき水が確認されました。海への流出はないということです。
東電福島原発で協力会社員を含む放射線業務従事者で、4月の1カ月間の外部被ばく線量が5ミリシーベルト以上の人が535人いました。
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【原発週報 5月28日~6月3日】 セシウム含むわき水確認 /福島
毎日新聞 2018年6月5日
<5月31日>東電は、福島第1原発の岸壁近くの敷地で、放射性セシウムを含むわき水を確認したと発表した。分析結果は1リットル当たり187ベクレル。海への流出はない。原発事故で降った放射性物質が雨で流され、わき出たと推定されるという。
わき出る水量は弱まっているが、海への流出を防ぐため、土のう約60袋を設置済み。湧出源を調べている。
<31日>東電は、福島第1原発の放射線業務従事者について、今年4月末までの被ばく線量をまとめ、厚生労働省に報告した。4月の1カ月間の外部被ばく線量では、協力企業の従事者の8・34ミリシーベルトが最大だった。
7304人が対象で、平均は0・28ミリシーベルト。
内訳は1ミリシーベルト以下が6769人▽1ミリシーベルト超~5ミリシーベルト以下=513人▽5ミリシーベルト超~10ミリシーベルト以下=22人。
国の規準では原発作業員の被ばく限度を年間50ミリシーベルトとしている。
<31日>東電は福島第1原発2号機原子炉建屋のオペレーティングフロアで実施している、使用済み核燃料の取り出しに向けた壁の開口作業の状況を発表。壁に開ける穴は高さ約7メートル、幅約5メートルで、小さなブロックに分けながら徐々に解体を進めており、解体した壁の断面やがれきに飛散防止剤を散布している。