中国の台山原子力発電所で、最新式原発=欧州加圧水型炉(EPR)が世界で初めて稼働し、6日に臨界に達したということです。
欧州加圧水型炉(EPR)はフランス原子力大手アレバが開発し、フランスとフィンランドで建設が先行しましたが、建設資金の急膨張などのため進捗が遅れていました。
欧州の新基準では、溶融した核燃料が地中に埋没することを防止するコアキャッチャーを設けるとか、原子炉の格納容器を二重構造にして爆撃にも耐えられるようにするなどが伝えられていますが、その他の詳細については不明です。
欧州の新基準では、溶融した核燃料が地中に埋没することを防止するコアキャッチャーを設けるとか、原子炉の格納容器を二重構造にして爆撃にも耐えられるようにするなどが伝えられていますが、その他の詳細については不明です。
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最新式原発、中国で稼働か 世界初と香港メディア
産経新聞 2018年6月18日
香港メディアは18日、中国広東省に建設中の台山原子力発電所で6日、1号機の最新式原発、欧州加圧水型炉(EPR)が世界で初めて稼働したと伝えた。国際原子力機関(IAEA)の資料で6日に臨界に達したことが明らかになったほか、衛星写真から冷却システムが作動していることが確認されたとしている。
EPRはフランス原子力大手アレバが開発。中国の原子力発電大手、中国広核集団とフランスの電力大手フランス電力公社(EDF)が2009年に原発建設のため合弁会社を設立、台山で着工した。1号機は年内の商業運転開始を目指しているという。
香港メディアは、原子炉圧力容器などに安全面のリスクがあると指摘した。EPRはフランスとフィンランドでも建設が進められているが、工期が遅れている。(共同)