柏崎原発・県の検証「支援は重要」 東電社長 知事との面会要請
新潟日報 2018年6月16日
東京電力の小早川智明社長は15日、花角英世知事が継続するとした柏崎刈羽原発を巡る(新潟)県独自の検証作業について、「しっかりサポートすることは非常に重要だと考えている」と述べた。世耕弘成経済産業相に福島第2原発の廃炉方針を伝えた後、経済産業省で報道陣に答えた。
小早川社長は「地元との対話が非常に重要だ。理解活動にしっかり取り組みたい」と、原発立地地域と向き合う姿勢を強調した。
知事との面会を既に要請をしているとして「忙しいと思うが、知事の予定次第だ」と述べた。
東電は福島第2原発の廃炉方針は決めたが、柏崎市の桜井雅浩市長から要請のある柏崎刈羽原発1~5号機の廃炉計画の策定には応じていない。この日も「市長から話は前から聞いているが、福島の責任を全うすることは経営の最大の命題だ」とし、態度を明らかにしなかった。